THE FIRST SLAM DUNK:平成の最高の作品の令和アナザー！（ネタバレ）

THE FIRST SLAM DUNKを観ました！

めっちゃ良かった…。

adventure-cross.hatenablog.com

以下ネタバレです。

まず、劇場版で描かれる試合は山王戦。

原作での描写がある最終戦ですね。

公開日の今日までほとんど情報がなくどこを映像化するのか？って感じだけど本命の堅いところを持ってきた印象。

まずは、前半が描かれます。

アリウープ、顔面シュート、スッポンディフェンスなどがスピーディーに描かれていきます。

漫画だとコマ内の情報しかないけど、バスケの試合そのものが描かれていく感じ。

マッチアップのやりとり、スクリーンなど、漫画内で描かれてなかったけど、こう動いていたんだなというのがよくわかります。

桜木がとにかくパス呼んで跳ねてたりとか。

とにかくスピーディーに進むし、そもそも1試合を劇場版の尺に足るのか？っと思うけど、宮城くんにスポットライトを当てることで、それを埋めていきます。

エンドクレジットも宮城が1番上に名前がきます。

スラムダンクと地続きになってる話だと（多分？）名言されていなかった井上先生の読み切り作品、「ピアス」の設定も使われている感じでしょうか？

原作漫画内でバスケ外の家族とのエピソードって、赤木の家族だったり桜木の親などが軽ーく描写されてた程度だったと思います。

三井が電話するところとか。

けど、今回宮城の家族だったり、背負うものだったりが描写されていきます。

ただ、これを背負わす必要もあったのかな？っていうのは少し思うところもあります。

宮城が主役としてスポットライトが当たる一方桜木はというと前半は影がうっすいです。

後半、念をもらってコートに戻るところでの宮城とのやりとりや、ご存じのケガ、またそこから戻るときの宮城とのやりとりなど、主人公でありながら、今回の主役、宮城の相棒としての役回りが今作の桜木にはある感じです。

作品全体に戻ると、魚住や海南の面々がカットされてたり、沢北の思いが描かれたり、その辺りの取捨選択は令和のアナザーといった感じです。

コートサイドに顔は描かれないけど、海南や愛和のメンバーがいたり、原作の魅力の一つだった話と話の間の一コマ漫画のネタが拾われていたり、さすがのつくりで、原作が大好きだったという人もとても楽しめる出来です。

あと思うのが、応援上映にとっても相性が良さそう。もうどこかやってるのかな？

最後は一緒に「死守ー！」って叫びたくなります。

最後に言いたいのが、冒頭のアスファルトのコートでのドリブル音がめっっちゃリアル。

あの空気が詰まった「パァン！」興奮します。

年内にもう一回見直したいです。